意地悪な義理の母と姉たちのために働き、いつか夢は叶うと信じ続け、ついに魔法のちからをかりて美しいドレスとガラスの靴をまとったシンデレラは、遂に憧れの王宮の舞踏会へでかける。でも深夜12時になると魔法がとけて…。
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シンデレラの本当のお母さんは?
シンデレラが継母たちに意地悪をされる、というのはシンデレラを見たことが無い人でも知っていることではないでしょうか。
では、シンデレラの本当のお母さんはどうしているのか?
物語の冒頭で、「妻に先立たれた紳士が…」とシンデレラのお父さんを表現しています。理由は定かではありませんが、シンデレラは幼くしてお母さんを亡くしています。
お母さんが亡くなってから、お父さんが再婚するまでの期間はわかりませんが、「母親がいない娘を不憫に思って再婚することにした」とのことです。
まだ再婚する前の映像として映っているシンデレラは、10歳~13歳くらいかな?
それはそれは立派なお屋敷で、噴水の前でお父さんと一緒に馬を愛でていますので、優雅な暮らしをしていたことが分かります。
なぜ継母はあんなに意地悪するのか?
そもそもなぜ継母(トレメイン婦人)はそこまでシンデレラに意地悪をするのでしょうか?
トレメイン婦人とシンデレラのお父さんは、再婚です。子連れ再婚ですので、今風に言うとステップファミリーですね。
シンデレラと同じ年ごろの娘 アナスタシア(ピンクのドレス)・ドリゼラ(緑のドレス)を連れての再婚でした。この継母となるトレメイン夫人も、裕福な家庭の出身だとアニメの冒頭でナレーションされています。
しかし再婚後、シンデレラのお父さんは急病で亡くなってしまいます。
紳士が急病で亡くなると、継母は本性を現しました
とアニメには出てくるので、単にお父さんが継母の意地悪な性格を見抜けなかったのでしょうか。
シンデレラにお母さんをつくってあげたくて、再婚を焦ってたのか?
でも、なぜシンデレラに意地悪をするのか?
こたえは、シンデレラが美しいからです。
自分の連れ子たちもしくは、自分とも、比較して美しいシンデレラを妬んでいたんですね。
いつの時代も妬み嫉みは争いのもとですね。
また、シンデレラのお父さんが生きているうちは裕福だったのですが、シンデレラのお父さんの死後、継母たちが贅沢をしすぎたせいで、屋敷は荒れ果てていきました。
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なぜ王子様と踊った後、名乗らなかったのか?
シンデレラは、なぜ王子様と踊った後、自分の名前を名乗らなかったのか。
私はこれが最大の疑問でした。
12時になって急いで帰らなければならない状況にあったとはいえ、王子様が「名前は?名前も知らなければ探しようがない!」と叫ぶと、シンデレラは一度王子様の方を振り向きますが、すぐに走り去ってしまいます。
そのときに、シンデレラ!とひとこと名乗っておけば、すぐに探してもらえたのに、と思っていました。
もし名乗っていればガラスの靴を履くあの名場面も生まれなかったのですが…
結論として、シンデレラが自分の名前を名乗らなかったのは、シンデレラが、踊った相手を王子様だと認識していなかったことにあるのではないでしょうか。
12時になって帰ろうとするシンデレラをとめる王子に向かって「王子様にもご挨拶しなきゃ」と発言する場面があります。
シンデレラが舞踏会に行きたかったのは、あくまできれいなドレスで華やかな場所に行きたかったから、もしくは王子様にひとめお会いしたかったから。
一夜限りでいいから素敵な夢が見たくて舞踏会にいきたかった。
惹かれあって踊った素敵な方とはいえ、名乗るほどのことではない、名乗るほどの者ではない、などの想い・謙虚さがあの一瞬で邪魔をして、名乗る暇もなく、時間に追われ、去っていかざるを得なかったのではないでしょうか。
この「シンデレラが名乗らなかった謎」がなければシンデレラのお話は成立しないので、「物語だから。」「おとぎ話だから」と言われればそこまでですが、シンデレラのがつがつしすぎない清い心こそがこの物語を生み出したのでは…と信じたいところです。
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ルシファーは無事だったのか?
ようやくジャックとガスが頑張って頑張って手に入れたシンデレラの部屋の鍵。
あとは、鍵を開けるだけ!の、その時。
意地悪猫ルシファーが邪魔しに来るんだ、これが!
でも、そこはシンデレラの人望の勝ち!!
小鳥さんたちが、馬小屋の前で昼寝するルシファーの天敵、ブルーノを呼んできてくれるッ!
ブルーノがルシファーを追っかけまわして、最後には窓から突き落とすんだけど…
結構な高さから落ちてて、意地が悪いルシファーといえど、ちょっと気の毒だし、心配…
と思っていましたが、ルシファーは、シンデレラⅡにて、元気に登場します。
お城で飼われている猫「ポムポム」との恋愛事情(?)がシンデレラⅡで描かれていますので、こうご期待(笑)
おしゃれキャットのイケメンオマリーやお上品ダッチェス達とは大違い!同じ猫なのに…
シンデレラの靴はなぜ魔法が溶けても残っていたのか?
シンデレラが継母の嫌がらせをようやくくぐり抜けて、ガラスの靴を試せると思ったその時…
また、やってくれるんですよね、継母の意地汚い足掛け。
これでガラスの靴が割れちゃって、あ~~~~もうだめだ…ってなった時に、シンデレラが自分が持っていたもう片方のガラスの靴を出して、それが決定打となって、めでたしになるんです💛
でも、よく考えたらなんで魔法でかぼちゃの馬車やドレスは消えてしまったのに、ガラスの靴だけ残ってたの??
結論から言うと、ガラスの靴は、フェアリーゴットマザー(妖精)からのプレゼントだったのです。
馬車はカボチャを、馬はネズミたちをそれぞれ魔法で変身させました。ドレスも、ぼろぼろのモノを綺麗なドレスに。
ですが、靴だけは、なにかを変身させたものではなく、ゼロからつくられ、与えられたものでした。
ですので、12時の鐘が鳴り終え、魔法がとけてみんな元の姿に戻ってもガラスの靴は何かに戻ることなくガラスの靴としてそこに残ったのです。
ガラスの靴はいつでも素敵な夜を思い出せるように、フェアリーゴットマザーがプレゼントしてくれたのでしょう。
シンデレラの足が小さい理由
色んな人が穿いてみてもピッタリなひとがいなかったガラスの靴。
実は、シンデレラの足は21.5センチしかなかったとのこと。そんな小さいことある??
中国の纏足というならわしが起源ではないか、という説が巷では一番濃厚のようです。
足が小さいほうが魅力的、幸せな結婚ができる、などと信じられており、小さい靴を履いて足の成長を阻止する風習が9世紀ごろの中国であったそうな。
中国のものが起源かは分かりませんが、私が思うに、継母たちにいじめられていたシンデレラですから、新しい靴を買ってもらえずに小さい靴を履き続けていたのでは?
そう考えるとシンデレラが気の毒なので単純に足が小さかっただけ、と思いたいものですが、継母やトレメイン姉妹と並んでもシンデレラの身長は低い方ではなさそうなのでやっぱり足に合った靴を履くこともできなかった説が濃厚でしょう。
シンデレラの名前はシンデレラじゃない?
シンデレラ 愛らしいその名前
というフレーズが、アニメが始まる前のうたの歌詞にあります。
ディズニーにおけるシンデレラストーリーのなかでは、彼女は間違いなくシンデレラという名前です。
実写版では「エラ」という名前で登場し、灰かぶりのエラ(灰=Cinder)という灰にまみれたエラ(シンダーエラ)を馬鹿にする意味で「シンデレラ」と呼ばれます。
ディズニーアニメのなかではシンデレラは冒頭にうたわれる歌詞にあるとおり「愛らしい」名前として登場していますので、そこは実写版とは異なりますね。とにもかくにもシンデレラの名前はシンデレラです(笑)
実写版は名前はもちろん、悪役どころが違ったりお城やドレスの美しさだったり、また違う楽しさがあるので、比較もたのしいです。
名前といえば、リロ&スティッチに出てくるリロのお姉ちゃんの名前知ってる??
MVS
わたしの勝手なMVS!(Most Valuable Scene)
私がシンデレラのなかで一番すきなシーンは階段付近を掃除するシンデレラがナイチンゲールの歌をうたう場面です。
シャボン玉には赤や青、シャボン玉の色の反射が綺麗に描かれて、それに映るシンデレラにも、シンデレラの綺麗な歌声にもうっとりする束の間の心穏やかな場面です。
束の間なのはあっという間にルシファーのいたずらで我に戻るからです…
ほんっと悪さばっかり!!
もちろんドレスに着替えるシーンや、王子様とお城の庭の水面に映ってうたう場面も本当にうっとりします…
何回みても最高です。美人だし歌声はきれいだし、キラキラのドレスが素敵…
そりゃ王子様も権力のすべてを使って探したくなるわ!
\ディスニー作品見放題!/
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